山猫軒 山想雑記
湯布院町塚原高原 山猫軒の日々
2013年5月31日金曜日
山猫軒、アザミの季節です。
雨上がり、紫陽花ならぬアザミの紫が鮮やかです。
小さなバッタ君がやって来ました。
花粉の海に溺れてるように見えます。
2013年5月12日日曜日
キンポウゲ
この季節、山猫軒は野の花のお花畑になります。
今、咲いているのはキンポウゲ。
いつのまにかタンポポは綿毛になっていました。
春先から咲き始めていたサギゴケは一月以上も元気に花を咲かせています。
キンポウゲが終わるとジシバリが、その後にはアザミと野の花が楽しませてくれます。
普通に何処にでもある野草ですが、私はとても気に入っています。
2013年5月10日金曜日
リボンが似合います
玖珠町の日出生台で可愛い牛を見かけました。
女の子は赤いリボン
男の子には青いリボンが
2013年5月4日土曜日
オキナグサ
宮沢賢治「おきなぐさ」より。
「大すきです。
誰
だれ
だってあの人をきらいなものはありません」
「けれどもあの花はまっ黒だよ」
「いいえ、黒く見えるときもそれはあります。けれどもまるで
燃
も
えあがってまっ赤な時もあります」
「はてな、お前たちの
眼
め
にはそんなぐあいに見えるのかい」
「いいえ、お日さまの光の
降
ふ
る時なら
誰
だれ
にだってまっ赤に見えるだろうと思います」
「そうそう。もうわかったよ。お前たちはいつでも花をすかして見るのだから」
「ねえ、雲がまたお日さんにかかるよ。そら
向
む
こうの
畑
はたけ
がもう
陰
かげ
になった」
「走って来る、早いねえ、もうから
松
まつ
も
暗
くら
くなった。もう
越
こ
えた」
「来た、来た。おおくらい。
急
きゅう
にあたりが青くしんとなった」
「うん、だけどもう雲が半分お日さんの下をくぐってしまったよ。すぐ明るくなるんだよ」
「もう出る。そら、ああ明るくなった」
「だめだい。また来るよ、そら、ね、もう
向
む
こうのポプラの木が黒くなったろう」
「うん。まるでまわり
燈籠
どうろう
のようだねえ」
全文はこちら
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