昨年暮れからライ麦パンにはまっています。
冬の閑散期、のんびりとサワー種から仕込んで一週間がかりで作っています。
ライ麦に水を加えて粉に着いている乳酸菌を目覚めさせ、その種にまたライ麦と水を加えて菌を増やしていきます。
一週間繰り返すと強いサワー種が出来上がります。
甘酸っぱい香りと酸味のきいた味は、ドイツの旅を思い出します。
若い頃ヨーロッパを旅した時、ドイツのシュツットガルトで一月ほど過ごしました。
貧乏旅行でしたが、朝一番にパン屋へ出かけ焼きたての黒パンを買ってくるのが楽しみでした。
買ったパンをお店でスライスしてもらうのですが、スライサーが一枚ずつスライスする物とは違って糸鋸のような刃が二十数本並んでいて、それが上下にザクザクと一斉に動き出します。
大きな黒パンを入れると一気に二十枚ほどの薄切りが出来あがります。
いかにもドイツ人らしい合理主義を感じさせられたものです。
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