年末から正月四日まで仕事で、五日の日にやっと初詣。
ここ塚原の霧島神社をスタートに豊後一宮寒西多神社、産土様の春日神社と毎年定番の三社参りです。
今日は、ふと思い立って国東半島の東端にある奈多八幡宮へ行ってきました。
奈多八幡宮参道 |
奈多八幡宮本殿 |
奈多八幡宮の本社は全国に四万社以上あるといわれる八幡社の総本山、宇佐神宮です。
宇佐神宮の特殊神事といわれるものの一つに「行幸会(ぎょうこうえ)」があります。
宇佐神宮の元宮ともいわれる薦(こも)神社は本殿が外宮で、境内の三角池(みすみいけ)が内宮と呼ばれ、この池で採れた真薦(まこも)で作られた薦枕の神体を神輿(みこし)に奉じて関係の深い摂社を巡幸します。
新しい薦枕の神体が宇佐神宮内宮へ納めらると、内宮の古い御神体は下宮へ移され、下宮の古い御神体は豊後高田市の若宮八幡宮を巡って、東方の国の先、国東(くにさき)の海岸にある奈多八幡宮へ納められます。
奈多八幡宮では、古い御神体を、300メートル程沖にある市杵島神社から海へ流します。
奈多八幡宮へは三十数年ぶりの参拝です。駐車場から歩いて松林を抜けると白い砂浜と真っ青な海が開けます。
少し沖合に小さな岩礁があり赤い鳥居が立っています。市杵島神社です。そして水平線の上に、四国の佐多岬がすぐ其処に或るように浮かんでいました。
市杵島神社と四国佐多岬 |
本殿より、海へ向かった参道は福岡の香椎宮を思い出しました。 |
この景色を見ただけでも、来た甲斐があったというものです。
ひとしきり景色を満喫し、砂浜からすぐの所に立つ鳥居をくぐり、奈多八幡宮の参拝をすませて引き返すと、上空に飛行機が旋回して来ました。
すぐ北側に大分空港があり、着陸体制です。
山猫軒から奈多八幡宮まで車で一時間弱です。
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