月の初め、遠来の友人が泊まっていって、夜遅くまで話し込んだ。話の中で本居宣長先生の話も出て、友人が山桜を見たいと言った。
少し酔いが廻っていた私は、明日ご案内します、と気安く答えたのだが、その日は四月の五日、ここ塚原に山桜が咲くのは十五日を過ぎてからである。
案の定、帰路へつく友人を送って行く車中からの眺めに桜の花は見当たらない。
花が開けば、せめて写真でもと思っていたが、開花してからというもの雨続きである。そろそろ満開かと思われる頃には突風も吹き抜けて、花に嵐とは、よく言った物だと妙に感心する。
今年の山桜はダメだなと諦めかけていたら、今朝になって、カラリと晴れた。見ると塚原の山桜は、花散り葉桜である。
由布岳の東の尾根の付け根に日向岳という小山がある。この塚原より標高が幾分高く、遅れて開花する。もしやと思い出かけてみると、見事に満開であった。
山桜のイメージを伝えたいものだと、カメラ片手に小一時間、山裾を歩いた。
日向岳、奥にチラリと由布岳の山頂が |
久々に山猫軒のホームページにこの日のアルバムをアップしました。由布岳山麓の山桜の写真を沢山載せています。
よかったら覗いて下さい。
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