湯布院町の郷土史家、志手駒男氏は五万分の一地図をもとに地形を調べて由布山が一番遠くから見られるのはどこか調べてみたら山口県の光市だったという。由布山は豊後富士とも筑紫富士とも呼ばれる。この何々富士と呼ばれる山は全国にあるが、中には富士山と似ていない山容のものもある。これは目印になる、また象徴性のある山、特別な山もそう呼ばれた為であるが由布岳はきれいなピラミッド型である。
私は実際に光市の田布施町にある標高三百メートルほどの石城山の山頂から由布山を見たことがある。その時は瀬戸内海の大三島、宮島、四国の石鎚山、九州の国東半島、その向こうに由布岳、鶴見岳という壮大な眺めであった。
由布岳(左)と鶴見岳(右) 由布市廻間町より |
0 件のコメント:
コメントを投稿