2013年7月11日木曜日

塚原 伽藍岳の火口


 30年程前、伽藍岳中腹の珪石採掘場でパワーシャベルの作業中に陥没が起こり小さな噴火口が出現しました。
初めは数十センチの大きさでしたが徐々に大きくなって現在は10メートルを越しています。
火口と周辺はあちらこちらから水蒸気と噴煙が上がり一大奇観を呈しています。塚原温泉から歩いて数分の所にあり見物できます。入場は有料です。
伽藍岳は鶴見連山の一つで標高は1040メートル、一万年ほど前に形成され、千年ほど前には水蒸気爆発を起こし、867年には鶴見岳共々噴火して別府に大災害をもたらしています。鶴見岳と共に別府温泉の重要な源泉の一つです。
伝説では噴火の前夜、鶴見岳の山腹にある大岩が大音響を発し空中へ舞い上がったといわれています。この大岩は以後「踊り石」と呼ばれ、踊り石に変化があると災害の起こる前兆と伝えられています。

山猫軒の近所からの伽藍岳 中央に噴煙が見える

伽藍岳の火口 直径は十数メートル


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